(22日、第106回全国高校野球選手権広島大会準々決勝 広島商10―1海田)
3年連続となる本塁打は、かなわなかった。
三回2死、海田は四球で出た走者を三塁に置き、1番・吉田淳之助選手(3年)が打席に入った。「早く点を取って、楽にしてやりたい」。直前に広島商に1点を奪われ、エース松本遼太投手(同)を援護したかった。
スライダーを芯でとらえると、打球は中堅手前に抜けた。同点に追いつき、「よっしゃー」とガッツポーズ。しかし、海田の安打はこの1本に抑えられた。
1年の夏はサヨナラ本塁打で貢献。2年夏は1回戦で3点本塁打を放った。「今年も打つつもりできた。悔しい。ずっと頑張ってくれた松本を助けたかった」と歯をくいしばった。(遠藤花)
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