静岡高と浜松商高の野球部監督や部長として甲子園に春夏通算5回出場した船川誠(ふなかわ・まこと)さんが20日、多発性骨髄腫のため死去した。74歳だった。通夜は26日午後6時、葬儀は27日午前10時30分から、静岡市葵区沓谷1344の9の安南寺で。喪主は次男貴弘さん。

 静岡高出身で、早大を卒業後、教員となり、75年選抜大会で浜松商高の部長として甲子園に初出場した。その後、母校の監督に赴任し、元近鉄で現くふうハヤテ監督の赤堀元之氏らプロ野球選手を育てた。

 2016年からは城南静岡高の監督に就任。今年5月末までグラウンドで指導にあたっていたが、体調を崩したことを理由に7月に監督を交代。同月13日にちゅ~るスタジアム清水(静岡市清水庵原球場)であった選手権静岡大会2回戦の御殿場西高戦では、スタンドから選手たちを応援したという。(田中美保)

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