夏の高校野球新潟大会は20日、準々決勝2試合が行われた。第1シードの帝京長岡は北越との投手戦を制し、2年ぶりの準決勝進出。公立対決となった新発田南と十日町の一戦は新発田南のエース小林の投打にわたる活躍で1999年以来のベスト4進出を決めた。準々決勝の残る2試合は21日に行われる。

【帝京長岡―北越】茨木佑太が投打で活躍 自身の決勝打守り2安打完封

第1シード帝京長岡と北越が対戦した準々決勝第1試合。両チームともエースが先発マウンドに上がった。

帝京長岡・茨木佑太投手
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1回表、今大会初登板の帝京長岡・茨木の制球が定まらず、四球を2つ出すが、その後は2者連続三振でピンチを切り抜ける。するとその裏、帝京長岡は2死ランナーなしから3番渡邉が中越え3塁打で出塁すると、4番茨木がセンター前に適時打を放ち、帝京長岡が先制する。

その後は投手戦に。北越のエース渡邉は2回以降、帝京打線に許したヒットはわずか2本。得点を許さず、打線の援護を待つ。

一方で、北越打線は6回表、1番大野が茨木からチーム初ヒットを放ち、出塁する。その後、1死1・2塁とチャンスを広げるが、ここは茨木が4番藤宮を併殺打に抑えて、得点を許さず。

北越は9回表に4番藤宮がチーム2本目のヒットを放ち、粘りを見せたが、帝京長岡が1-0で逃げ切り、ベスト4進出を決めた。

北越   000000000 0
帝京長岡 10000000× 1

Aブロック勝ち上がり

【新発田南―十日町】新発田南が25年ぶり4強 小林佑が4戦連続完投に同点打

公立対決となった新発田南と十日町。今大会3試合完投している新発田南のエース左腕・小林佑は4試合目のマウンドに上った。その小林は、2回裏、四球と味方の失策が重なり、先制点を許す。しかし、その後は140キロを超える直球と変化球を武器に、十日町打線に得点を与えない。

新発田南・小林佑投手

すると、6回表、1死満塁から小林が自らライト前への適時打を放ち、同点に追いつくと、7回表にはスクイズで1点を追加し、勝ち越しに成功する。

小林はその後も、十日町打線にチャンスを作らせず、9奪三振1失点に抑え、公立対決を制し、25年ぶりのベスト4進出を決めた。

新発田南 000001120 4
十日町  010000000 1

Bブロック勝ち上がり

新発田南は23日に準決勝で帝京長岡と対戦する。

【21日の準々決勝の予定】

《7月21日・ハードオフエコスタ》
日本文理―新潟産大附属
中越―佐渡

(NST新潟総合テレビ)

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