都市対抗野球の決勝で力投するトヨタ自動車のエース・嘉陽宗一郎投手=東京ドームで2023年7月25日、渡部直樹撮影

 19日開幕の第95回都市対抗野球大会で、連覇を狙う豊田市・トヨタ自動車のエース嘉陽宗一郎投手(28)が浦添市・沖縄電力との開幕試合で先発メンバーに名を連ねた。

 150キロの速球と高い制球力を持ち合わせ、昨夏の都市対抗でチームを日本一に導き、橋戸賞(最優秀選手賞)を受賞した。4月のJABA静岡大会以降は公式戦の登板がなく、コンディションが心配されたが、開幕のマウンドを託された。

 「ミスター社会人」とも称され、今大会で引退するチームメートの佐竹功年投手(40)に対しては以前、「佐竹さんは常に野球中心でストイック。トヨタを支えるには『第2の佐竹』が必要。僕がその存在になる」と決意を示していた。開幕直前の取材には「都市対抗がプロ野球の日本シリーズくらい日本中から注目される大会になってほしい」と語っていた。【黒詰拓也】

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