中谷選手はことし2月に行われたWBCバンタム級のタイトルマッチに勝利し、27戦全勝で無敗のまま、フライ級とスーパーフライ級を合わせて3階級制覇を果たしました。
中谷選手は20日東京 両国の国技館でWBC1位のフィリピンの選手の挑戦を受ける防衛戦を前に、都内のホテルで記者会見しました。
中谷選手は「しっかり強いパンチを振っていけることを意識して頑張ってきた。相手はパワフルなので集中して戦う必要がある」と話しました。
そのうえで「自分のベストパフォーマンスを発揮できるようにしたい。もちろんノックアウト勝ちをねらってたくさんアクションを起こしていきたい」と決意を示しました。
田中恒成「内容にこだわって圧倒して倒せたら最高」
20日は中谷選手の防衛戦のほかにWBO=世界ボクシング機構、スーパーフライ級王者の田中恒成選手の初の防衛戦とフライ級2位の加納陸選手の王座決定戦が行われ、プロボクシングのトリプル世界戦となります。
このうち、ことし2月に日本の男子選手で3人目となる4階級制覇を果たした田中選手は、「今回はコンビネーション、手数を出すことを意識して練習してきた。内容にこだわって、圧倒して倒せたら最高だ」と意気込みを話しました。
那須川天心「心、気持ち、体のすべてを整えてきた」
「キックボクシングの神童」と呼ばれた那須川天心選手はWBA=世界ボクシング協会バンタム級4位のアメリカの選手と、10ラウンド制の試合で対戦します。
ボクシング転向後、3連勝の那須川選手は「半年間、いろいろなことに取り組んで、ボクサーだけどボクシングの動きをしない那須川天心の動きが完成したと思う。試合はどうなるか分からないが、心、気持ち、体のすべてを整えてきたので見てもらいたい」と独特の表現で意気込みを話していました。
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