昭和の部活といえば、スポーツ部は丸刈りなど髪型に厳しい時代もありましたよね。

髪型をおしゃれにしてチカラにしてもらおうと、神戸市のサッカー強豪校に、1日出張ヘアサロンが開設されました。


■グランドの片隅に「部活ヘアサロン」 髪型を変えてモチベーションに

神戸市北区にある神戸弘陵学園高校。
部員数は100人以上、インターハイに2年連続出場するなどサッカーの強豪校です。

「きょうよろしくお願いします!気をつけ!礼!」

さあ、キックオフ!‥‥ではなく。

【美容師】「どうする、きょう?」
【キャプテン 木津奏芽さん】「毛量多いんで、切ってもらって…」


グランドの片隅に設置されたのは「部活ヘアサロン」。

企画したのは、男性向け化粧品も数多く展開する大阪市のマンダム。

「自分が気に入る見た目でいることで、モチベーションを上げてもらう」という、応援の意味が込められています。

【メリケンバーバーショップコウベ 松下健斗さん】「海外のサッカー選手や活躍されてる選手、髪型きまってる選手多いと思うんですけど、髪型変わることによって、選手に近づける気持ちであったり、モチベーション上がって、日々のプレーにつなげてくれたらいいな」


昔の部活動といえば、丸刈りが定番でした。

マンダムが全国の高校生にとったアンケートでは、髪型に関する厳しい部活のルールがあると、入部を諦めるなどする生徒がおよそ8割。3人に1人が「高校生らしく」といった納得しづらいと感じる理由の指摘を受けたことがあると回答しました。

そこで自分らしい「勝負ヘア」を実現してもらおうと、出張ヘアサロンを企画したのです。


来週インターハイを控えているサッカー部キャプテンの木津奏芽さん。

【キャプテン 木津奏芽さん】「美容院にいく予定やったんですけど、試合とかぶちゃって…」

【美容師 松下さん】「部活ではスタイリング剤つけられないと思うので、汗かいてもかっこよく」


およそ15分後。襟足もさわやかに、重たく感じる前髪もスッキリしました

【キャプテン 木津奏芽さん】「いい感じに短く、かっこよくしてもらって、助かりました。モチベーション上がっていい状態で試合のぞめるかなと思います」

髪型を気にせずプレーに集中することが「美徳」とされた時代は、もう昔の話。


顧問も「自分らしい」髪型でいて欲しいと話します。

【サッカー部顧問・高田慧先生(28)】「今はおのおのが自分の考え方・個性が大事になってくる。自分たちで行動が起こせる力が、サッカーに生かされる事を大事にしているので、色んな種類の中から自分に合う髪型を選んでもらうのがいい」

部活に戻った部員たちは笑顔です。新しい髪型でプレーに励みました。

(関西テレビ「newsランナー」2024年7月18日放送)

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