(18日、第106回全国高校野球選手権栃木大会2回戦 宇都宮北1―2足利工)

 サヨナラ勝ちした足利工はバッテリーが奮闘した。

 エースの小池智紀(3年)は12安打を浴びて毎回走者を許したが、1失点に抑えて完投。八回無死三塁のピンチを切り抜けるなど、要所で外角にカーブを決めて打たせて取った。「投手同士の戦いになると思ったので、しっかり踏ん張れた」

 好リードした捕手の佐藤愛輝(3年)は、延長十回2死二、三塁でサヨナラ適時打を放った。それまで無安打だったが、「2死だったので自分が決めようと思った。狙ったカーブが内角に来たので引っ張った」。

 伊藤光一監督は「小池を中心によく粘った。厳しいところで踏ん張れるようにやってきたが、最後になってできるようになった」と選手たちをほめた。(由利英明)

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