(18日、第106回全国高校野球選手権広島大会3回戦 府中東5―4高陽東)
「お前で1点とってくれ」。檜山忠監督にそう送り出された。
七回、府中東に同点に追いつき、なお2死二塁。高陽東の7番・国原大(た)空(く)斗(と)選手(3年)は打席に向かった。甘いコースの変化球をバットの芯でとらえると、打球は左中間に抜けた。相手失策もあり、ダイヤモンドを一周して本塁に滑り込み、ガッツポーズを作った。
2点差をつけたものの、八回に逆転された。打順が巡ってくることなく、試合は終わった。チームの期待に応えた一打を放ったが、悔しさに目を腫らした。「仲間のおかげでここまでやってこられた。感謝の気持ちしかありません」(遠藤花)
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