(16日、第106回全国高校野球選手権岡山大会1回戦 おかやま山陽4―2明誠学院)

 「いやーほんま弱い。ぎりぎりっすよ」とおかやま山陽の堤尚彦監督。昨夏の甲子園8強が苦戦しながら、持ち味のしぶとい試合運びで初戦を突破した。

 三回に先取点を許したが、同点の六回、重盗などで3点を勝ち越し。直後の七回1死満塁、昨夏の甲子園で好投した三宅一誠(3年)が押し出し四球を与えて2点差に迫られたものの連続奪三振で切り抜け、101球で完投した。「ちょっと力んで自分らしい制球がなくなった時があった。次からはいい力みにしたい」

 昨秋の県大会は準々決勝、今春は初戦で敗退し、この夏はノーシードから連覇を目指す。次戦は岡山東商。堤監督は「シードの向こうの方が強い。当たって砕けろでいきますよ」と挑戦者の姿勢を強調した。(大野宏)

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