旗手の石山大輝選手(右手前)と西田杏選手(同奥)に団旗を渡す日本選手団の田口亜希団長(中央)=東京都千代田区で2024年7月16日午後2時31分、藤井達也撮影

 8月28日に開幕するパリ・パラリンピックの日本選手団の結団式が16日、東京都内で開かれた。夏季大会で女性初のパラリンピアン団長を務める田口亜希氏は「無限の可能性を体現するアスリートの魅力を通して、社会変革を生み出していきたい」と決意表明した。

 結団式では、田口団長から旗手を務める陸上男子の石山大輝選手(順大大学院)と競泳女子の西田杏選手(シロ)に団旗が手渡された。西田選手は「チームで互いを高め合い、それぞれがベストパフォーマンスを発揮し、今まで以上の自分に出会えるような大会にしたい」と抱負を語った。選手団のスローガンは選手間の投票で「挑め、自分史上最強。」に決まった。

 日本パラリンピック委員会(JPC)は日本選手団の第1次メンバーとして選手160人を発表しており、今後も追加される。海外開催の夏季大会で最多だった2004年アテネ大会の163人を上回る見通し。【川村咲平】

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