(16日、第106回全国高校野球選手権広島大会2回戦 府中東7―0三次青陵)

 「単独で出場できてよかったです」。三次青陵の吉岡慧真投手(3年)は、やりきった表情で最後の夏を終えた。

 マウンドを任されたが、府中東に初回に4点、二回に1点を奪われる厳しい展開。それでも「試合で投げているだけで楽しかった」。

 次第にカーブがさえ、三回から五回まで無失点。しかし六回、2死一塁から安打と味方の失策で2点を失い、7回コールド負けを喫した。

 大会前、選手が3年生4人と1年生2人しかおらず、単独で出場するために部員を5人集めた。「みんなのおかげで最後まで楽しかった。1年生の2人には、これからも楽しく野球をやってもらいたい」(根本快)

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