ようやく初戦を迎えることができました。

雨の影響で試合が順延となっていた夏の高校野球長崎大会は、16日に県内3つの会場で1回戦が行われました。

KTN記者
「甲子園への切符をかけたこの大会。現在、雨は止んでいて1回戦が3日遅れで行われています」

長崎市の県営野球場で行われた第1試合は、上五島と、佐世保商業・佐世保西・平戸の3校合同チームの対戦です。

試合は序盤から上五島の打線が爆発します。

1回表、田邊の犠牲フライで先制すると・・・

3回表にはキャプテン・入江と青崎のヒットで3点を追加。(※「崎」は「たつさき」)

4回までに7点を入れ、引き離します。

夏の高校野球長崎大会は7月13日の開会式直後から雨が本降りとなり、15日までの全ての試合が順延に。

上五島の選手たちは長崎市内で延泊し、試合に臨みました。

島から駆けつけた約20人の応援団も、順延のたびに島と本土を往復したり、延泊したりして今日を迎えました。

入江主将の父 哲史さん
「けさの船で来て頂いた保護者もいる。一丸となって応援する」「やっと試合ができてほっとしている(選手たちは)いきいきしている」

試合は5回コールド10対0で上五島が勝利しました。

江口孔晟選手の祖父母 
(涙を流されていますが…)「うれし涙です」「がんばってくれました!!」

一方、敗れた合同チームは最後のミーティングです。

この3カ月、たった2人の3年生が高校の枠を超えて選手たちを引っ張ってきました。

佐世保西 竹本芽生 主将
「1年生が入っていなかったら野球部は途絶えていたので入ってくれてありがとう」

佐世保商 栗山聖悠 主将
「連合チームでしかできなかったこともたくさん経験できたのでよかった。きょうの試合は本当に楽しかったです」

1回戦は17日までで、決勝戦は当初の予定から1日遅れて29日の予定です。

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