甲子園出場記念碑を囲んだ耐久のセンバツ出場メンバー=和歌山県湯浅町の耐久高で2024年7月14日午後0時16分、安西李姫撮影

 今春の第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)に出場した耐久高校(和歌山県湯浅町)で14日、甲子園出場の記念碑がお披露目された。創部119年で悲願の初出場を果たした奮闘の記憶を残そうと、センバツのために結成した特別後援会が建立。硬式野球部OBの地元石材店が協力した。

 高さ1・2メートル、幅1・6メートルの記念碑には出場選手19人とマネジャー2人、井原正善監督ら指導者陣の名前が刻まれている。センバツ出場につながった2023年秋からの大会記録に加え、地域一丸となってつかんだ「最優秀応援団賞」の文字も光る。

 除幕式では同窓会の大西義弘会長が「夢のような時間をありがとう。輝かしい未来に向かって、新たな歴史を刻んでください」と選手たちを激励。赤山侑斗主将(3年)は「夏も全力で頑張るので、応援よろしくお願いします」と決意を新たにした。

 チームは第106回全国高校野球選手権和歌山大会に出場中で、初戦となる2回戦でコールド勝ちした。マネジャー1人を含む15人の新入部員を迎え、2度目の聖地を目指している。【安西李姫】

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