(12日、第106回全国高校野球選手権大分大会2回戦 佐伯豊南0―7佐

伯鶴城)第1試合でプロ注目の佐伯鶴城・狩生聖真(しょうま)投手が先発した。5回を投げて打者18人に最速145キロの直球など80球。被安打2奪三振6と好投した。

 渡辺正雄監督や本人によると、体重を増やすために6月下旬から寮に入り、白ごはんやパスタ、肉を中心にした食トレで、直近10日間で4キロ増えたという。渡辺監督は「きょうは7、8割の力で投げなさいと伝えた。あと1週間ぐらいで万全の状態になる」。

 この日の投球について、狩生投手は「直球は良かったが変化球の精度が悪かった。次の試合までにスライダーの球速を上げるなど、万全の状態にしたい」と振り返る。チームは完封リレーで3回戦に駒を進めた。

 「3ボールからもストライクが取れる投球ができたのはよかった。自分の投球よりも、チームを勝たせる投球をしたい」。次の試合を見据えた。(高嶋健)

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