第106回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の開会式と閉会式で司会を務める高校生4人が決まり、12日発表された。開会式は、武庫川女子大付高校3年の成相(なりあい)心晴(こはる)さんと小野高校3年の山口彩葉(いろは)さん。閉会式は、小野高校3年の藤本朋花さんと武庫川女子大付高校2年の竹内舞桜(まお)さん。「NHK杯全国高校放送コンテスト兵庫県大会」の成績などを参考に選ばれた。
選ばれたみなさんのコメントは次の通り。
成相さん 「この度、ずっと夢だった甲子園の司会をさせていただくことになりました。今年100周年を迎えるこの球場で司会ができることを、大変光栄に思っています。ここまでこられたのは放送部の仲間や先生、家族の支えがあったからです。選手の皆さんはこれまで一言では言い表せない努力をされてこられたと思います。本番では感謝の気持ちを胸に、これから熱戦を繰り広げる選手の皆さん、また全国から応援してくださる方へ、心に響く声を届けます」
山口さん 「小学生の頃、甲子園を見て、司会の高校生が声で甲子園を盛りあげる姿に憧れました。そして、今回夢だった開会式の司会をさせていただくことになり、嬉(うれ)しい気持ちでいっぱいです。球児の皆さんが頂点をめざす戦いの幕開けをよりよいものとするため精いっぱい頑張りたいと思っています。これまで支えてくださった方への感謝と球児の皆さんへのエールを込めて、最後まで“声”を響かせます」
藤本さん 「甲子園の舞台は私にとって憧れの場所です。小学生の頃、開閉会式の司会をされる先輩方の声を聞き感動しました。『私もやってみたい』と思ったことがきっかけで放送部に入部し練習を積み重ねてきた結果、今があります。また、甲子園は同世代が目指す夢の舞台です。すべての高校球児たちに思いを寄せ、決勝戦直後の熱気をそのままに、熱い戦いを締めくくるのにふさわしい司会ができるように精いっぱい務めたいと思います」
竹内さん 「甲子園で司会をすることが私にとって夢だったので、今回司会を務めさせていただけることに嬉(うれ)しい気持ちでいっぱいです。これまで顧問の先生方や仲間、家族にたくさん支えてもらいました。感謝の気持ちをもち、司会を楽しみたいです。たくさん努力して夢や目標に向かって進み続ける選手の皆さんはもちろん、応援してくださる方、支えてくださる方々の気持ちを胸に、精いっぱい読み上げたいと思います」(岡田健)
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