(11日、第106回全国高校野球選手権新潟大会2回戦 新潟明訓10―5新潟東)
新潟東は3年生が公式戦未勝利のまま、初戦を迎えた。2022年春に入学し、それと時を同じくして就任した村田浩二監督に勝ちを届けたい、その一心だった。
相手は新潟明訓。試合は雨のため、3時間遅れで始まった。2点をリードされて迎えた二回裏。四球と相手の失策、さらに3番阿達心汰(3年)の適時打で3点を取り、逆転した。ただその後は、細かく加点されて勝ち越された。7点差で迎えた九回は2点を返す粘りを見せたものの、敗れた。
先発はエースの長島滉(3年)。「最後まで全力で楽しむ」と心に決めて臨み、物おじしないマウンドさばきを見せた。主将の中沢智也(3年)は「3年間、村田先生と一緒で、監督に1勝をと頑張ったが、果たせなくて残念です」と話した。
村田監督は「今までの試合で一番よかった。強い相手に臆することなく勝つつもりでやってくれた。成長を感じるいいゲームだった」と、頑張りをたたえた。
新潟東の部員は、3年8人、2年5人、1年2人。新チームは単独での公式戦出場は厳しい状況だ。(久保田正)
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