「必勝祈願フラッグ」を手に、神前で健闘を誓う山本昌邦氏(右から2人目)と佐々木則夫氏(同3人目)=和歌山県新宮市の熊野速玉大社で2024年7月10日午前11時11分、松田学撮影

 26日に開幕するパリ五輪を前に、和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社で10日、日本サッカー協会の山本昌邦・ナショナルチームダイレクターや佐々木則夫・女子委員長ら約20人が出席し、男女サッカーチームの必勝祈願祭があった。

 熊野で神の使いとされる八咫烏(やたがらす)が協会のシンボルマークであることから、2002年のワールドカップ日韓大会以来、国際大会に出場する際には関係者が熊野三山で祈願するのが習わしになっている。

 祈願祭は熊野三山協議会が主催。一行はおはらいを受け、サッカーボールを供えた神前に玉串を奉納した。参拝後、山本氏は「頂点を目指し、みなさんに元気を与えられるような戦いをしたい」、佐々木氏は「全力で金(メダル)を取りにいく」と力強く述べた。

 9日夕から10日にかけ、熊野本宮大社(田辺市)や熊野那智大社(那智勝浦町)、青岸渡寺(同)にも参拝した。【松田学】

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