(7日、第106回全国高校野球選手権新潟大会2回戦 新津工4―5東京学館新潟)

 昨夏の覇者・東京学館新潟。今大会は第5シードの強豪を、ノーシードの新津工がいきなり崖っぷちまで追い詰めた。

 新津工は初回、相手の四球と失策を突いて2点を先制。さらに二回にも2死から古田優成(3年)の適時二塁打を含む3連打などで2点を追加した。

 昨秋の県大会でも顔を合わせたが、七回コールド負け。悔しさをばねに「速い球に打ち負けない練習をした」と古田は打ち明ける。その成果が出た。

 九回表が終わったところでなお、3点差でリードしていた。だがその裏、王者が長短4安打などで一気に4点。1死もとれないまま、新津工はサヨナラ負けを喫した。「子どもたちはやりきった。成長した姿を見られて幸せです」。村井和幸監督はそう語った。(佐藤久恵)

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