4日、パリ五輪・水球男子日本代表のキャプテンで山形市出身の鈴木透生選手が県庁を訪れた。鈴木選手は「日本勢初のベスト8が目標」と、大舞台に向けた意気込みを語った。

4日に県庁を訪れたのは、パリ五輪・水球男子日本代表で、いずれも山形市出身の鈴木透生選手と長沼敦コーチ。
水球男子は、去年、中国で行われたアジア大会で53年ぶりに優勝し、3大会連続の五輪出場を決めた。

鈴木選手は現在、「IKAI・Kingfisher74」に所属していて、五輪出場は前回の東京大会に続き2大会連続。
パリ五輪ではキャプテンも務める鈴木選手は、チームのエースとして「水球界に新たな歴史を刻みたい」と意気込みを語った。

(パリ五輪水球男子日本代表・主将・鈴木透生選手)
「水球日本代表は世界で一度もベスト8に入ったことがない。“新たな歴史を”というところでベスト8の壁を突破したい」

吉村知事は「力を存分に発揮して活躍してほしい」と話し、県内でスポーツに励む子どもたちがメッセージを寄せた国旗を鈴木選手に手渡した。

パリ五輪水球男子は、12チームが6チームずつに分かれて総当たりの予選リーグを戦い、8チームが準々決勝に進む。
日本の初戦は今月28日、前回東京大会で優勝したセルビアと対戦する。

(パリ五輪水球男子日本代表・主将・鈴木透生選手)
「高さを生かした守備からオールラウンダーなプレー、どこでもできる自分が試合流れのペースを掴んで司令塔として仕事ができれば、日本代表は勝利に近づける」

(山形市出身・長沼敦コーチ)
「これまで日本水球が培ってきた攻撃的水球というものを発揮して戦う」

パリ五輪は今月26日に開会式が行われる。

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