来季からプロバスケットボールBリーグ3部(B3)に降格して戦う新潟アルビレックスBBは1日、B1の群馬クレインサンダーズを退団した元日本代表で上越市出身の五十嵐圭選手(44)が入団すると発表した。4季ぶりに新潟に復帰する五十嵐選手は「(降格を)悲しい思いで見ていた。チームを復活させるため、コートの中で引っ張っていく」と誓った。

 五十嵐選手は中央大学卒業後、旧日本バスケットボールリーグの日立などを経て、2016年のBリーグ発足とともに新潟に加入。5季にわたってチームの司令塔を務め、18~19年シーズンにはB1で地区初優勝に貢献した。21年に群馬に移籍。3年目となる23~24年シーズンは24試合に途中出場し、平均プレー時間は3分18秒。「自身が思い描いていた結果を残すことはできなかった」として6月に退団を発表していた。

 この日記者会見した五十嵐選手は「古里であり、キャリアの中で一番いい時期を過ごしたチームなので思い入れがすごくあった。チームを立て直して欲しいとオファーを受け、覚悟を持って帰ってくることを決めた」と入団を決めた理由を説明した。

 会見には、女子バスケットボールの強豪シャンソン化粧品でヘッドコーチ(HC)を務め、来季から新潟のHCを務める鵜沢潤氏も同席。選手時代には五十嵐選手とチームメートで、ともに新潟の地区初優勝を経験している鵜沢氏は「1年でB2に昇格するよう頑張っていく。五十嵐選手にはコート上での存在感とリーダーシップを求めたい」と話した。(白石和之)

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