女子の決勝戦に臨む中大の池田=東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで2024年6月29日、新宮巳美撮影

第58回全日本女子学生剣道選手権(29日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 中央大2年の池田胡春(こはる)選手が初めて決勝まで進み、準優勝した。決勝では法政大4年の水川晴奈選手に延長の末に敗れたが、5月の関東女子学生剣道選手権を制した筑波大4年の山本真生(まさき)選手を破るなど快進撃を見せた。試合後の主なコメントは次の通り。【高橋将平】

 昨年は関東大会で負けて全日本に出場できなかったので、(出場できた)うれしさもあった。決勝では水川選手と試合をさせていただいて、自分の実力不足を感じました。

 (水川選手との決勝は)引き技を警戒していたが反則を取られてしまい、つばぜり合いに意識があったところで、崩しての引きメンだった。水川選手の技術のレベルの高さを感じました。やっぱり構えた時の圧だったり、一本一本の打突の強さだったり、一本一本を打ち切るという部分が違うなと思いました。

 今回は自分の強みを出せるように練習してきました。(今大会でさえていたコテも)得意技といえるほどではありません。自分はメン中心の試合展開をするので、メンを打つならばコテを打てるようになったほうが自分の流れに持っていきやすいと思って練習してきました。

 (準決勝の延長で決めたメンは)無心で体が反応しました。次は今回の反省を生かし、引き技をもう少し積極的に狙っていきたいです。延長の試合が多かったので、秋の団体戦に向けて時間内で(一本が)取れるように練習していきます。

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