目次
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《大会3日目 注目は》
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男子走り幅跳び 決勝(参加標準記録8m27cm)
【2日目 結果】田中希実 1500mでも 豊田兼は400mハードルで五輪
【1日目 結果】陸上 日本選手権が開幕 田中希実 ドルーリーら決勝へ
【NHKプラスで配信中】YOASOBI「舞台に立って」NHKスポーツテーマ2024
《大会3日目 注目は》
男子走り幅跳び 決勝(参加標準記録8m27cm)
▽橋岡優輝選手(8m36cm)
▽城山正太郎選手(8m40cm)
東京オリンピックで6位に入賞した橋岡選手はすでに参加標準記録を突破。今大会での代表内定に最も近い存在です。アメリカを拠点に、持ち味の助走スピードの向上と踏み切りのタイミングに磨きをかけてきました。5月には「ようやく納得がいく助走に近づいて来た」と手応えを話していました。一方、去年の日本選手権を制した日本記録保持者の城山選手が、参加標準記録を突破するような跳躍を見せられるのかにも注目です。
男子100m 予選・準決勝(参加標準記録10秒00)
▽柳田大輝選手(10秒02)
▽坂井隆一郎選手(10秒02)
▽桐生祥秀選手(9秒98)
▽小池祐貴選手(9秒98)
陸上の花形種目、男子100メートルは、去年の世界選手権で決勝に残ったサニブラウン選手がすでに代表に内定していて、日本勢に残された枠はあと2つです。ともに9秒台に迫るタイムを持ち、勢いのある坂井選手と柳田選手の走りに注目です。また、元日本記録保持者で、28歳になった桐生選手や、海外を拠点に強化を進めてきた小池選手といった9秒台のタイムを持つ選手がどこまでコンディションを整えてスタートラインに立てるのかも、勝負の行方を左右しそうです。オリンピックではメダル獲得をねらう400メートルリレーの代表を選ぶ上でも重要なレースとなります。
【詳しくはこちら】“9秒台を出して決勝で勝負!” 陸上 男子100m 坂井隆一郎
男子400m予選(参加標準記録45秒00)
▽佐藤拳太郎選手(44秒77)
▽佐藤風雅選手(44秒88)
▽中島佑気ジョセフ選手(45秒04)
29歳の佐藤拳太郎選手は去年の世界選手権で日本記録を32年ぶりに更新しました。佐藤風雅選手も同じ大会で、日本選手3人目の44秒台をマークするなど、過去最高レベルとも言える争いとなっているのが男子400メートルです。すでに参加標準記録を満たしているこの2人の対決が最大の注目ですが、中島選手はそこに割って入る実力を持っています。今大会に向けては、アメリカで武者修行を行ってきました。オリンピックでは史上初めてのメダル獲得を狙う1600メートルリレーの代表メンバーを決める上でも大切なレースを誰が制するのか、今大会のポイントのひとつです。
田中希実 わずか3時間の間に2つのレースに登場
中長距離のエース、田中希実選手は前日の1500メートルで参加標準記録を突破して優勝し、すでに内定している5000メートルと合わせて、2大会連続で2種目での代表内定を決めました。大会3日目は、わずか3時間のうちに800メートルの予選と5000メートルの決勝のレースを走ります。
女子800メートルで田中選手と同じ組には、高校2年の久保凛選手がエントリー。去年、高校1年ながらインターハイを制した久保選手は、ことしはシニアの大会でも優勝するなど急成長しています。サッカーの久保建英選手のいとことしても話題を集めました。あこがれという田中選手とどんな走りを見せるか楽しみです。
男子110mハードル 予選・準決勝(参加標準記録13秒27)
▽村竹ラシッド選手(13秒04)
▽野本周成選手(13秒20)
▽高山峻野選手(13秒10)
すでに代表に内定している泉谷選手の日本記録13秒04に並ぶタイムを持つのが村竹選手。まだタイムが安定しないところがありますが、持ち味のフィジカルを生かした力強い走りで代表に内定できればパリオリンピックでのメダル獲得もねらえる実力を持っています。参加標準記録を突破している野本選手や13秒10の自己ベストを持つ高山選手など実力者の中で誰が抜け出すのか、勝負の行方に注目です。
- 注目
《3日目 競技予定》
★は決勝種目
【トラック競技】
▽13:00 女子 100mH 予選
▽13:55 男子 110mH 予選
▽14:30 男子 100m 予選
▽15:25 女子 800m 予選
▽15:45 男子 800m 予選
▽16:10 女子 400mH 予選
▽16:30 女子 200m 予選
▽16:50 男子 400m 予選
▽17:15 女子 100mH 準決勝
▽17:35 男子 110mH 準決勝
★17:55 女子 5000m 決勝
▽18:20 男子 100m 準決勝
【跳躍競技】
★14:50 男子 棒高跳 決勝
★16:10 男子 走幅跳 決勝
【投てき競技】
★12:15 男子 円盤投 決勝
★16:35 男子 やり投 決勝
【NHKニュース】パリオリンピック2024
☆五輪の内定条件は
パリオリンピックの陸上のトラックとフィールド種目では、すでに、去年の世界選手権の成績などから5人の選手が内定しています。
▽女子やり投げ:北口榛花選手
▽女子5000メートル:田中希実選手
▽男子100メートル:サニブラウン アブデル・ハキーム選手
▽男子110メートルハードル:泉谷駿介選手
▽男子3000メートル障害:三浦龍司選手
日本選手権でオリンピックの代表に内定するには、優勝して参加標準記録を突破する必要があります。
◆すでに参加標準記録を突破している選手
=今大会の優勝が条件
◆去年の世界選手権で入賞している選手
=今大会の順位に関係なく参加標準記録を満たした時点で内定
ただ、この条件を満たせなくても、世界ランキングなどで日本選手権のあとに代表に内定する可能性は残されています。それでも今大会でなるべく高い順位に入ることが重要になります。
NHK放送予定(29日)
【総合】午後4:30~午後6:45
【詳しくはこちら】今大会の見どころ
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