第106回全国高校野球選手権石川大会(朝日新聞社、石川県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が28日、石川県津幡町内であり、参加44チームの組み合わせが決まった。

 昨秋の明治神宮大会を制し、今春の選抜大会で4強入りした星稜は津幡と対戦。同じく今春の甲子園に出場した日本航空石川は能登と初戦を迎える。

 大会は県立野球場などでおこなわれる。7月11日に開幕し、順調に進めば27日に決勝がおこなわれる予定。

石川大会の展望

 (前年優勝校 星稜 前年参加チーム数43)

 昨秋の明治神宮大会を制し、今春の選抜大会で4強入りした星稜が軸になる。エース左腕の佐宗翼は140キロ超の直球と多彩な変化球が持ち味で、強肩捕手の能美誠也が支える。優勝した春の県大会は全5試合無失策と堅い守りも光る。打線は吉田大吾、専徒大和や萩原獅士らが要だ。

 続くのは日本航空石川。荒牧拓磨が打線を引っ張り、投手陣ではエース猶明光絆に加え、長井孝誠が急成長。能登半島地震で被災した輪島のキャンパスで練習を重ねる。

 春の県大会4強の2校が追う。小松大谷は昨秋の北信越大会初戦敗退の悔しさをばねに投打に磨きをかけ、金沢学院大付は辻英慎の制球力に注目だ。(小崎瑶太)

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