7月26日に開幕するパリ・オリンピック。メダルが期待される主な北海道出身選手たちを紹介します。


■旭川市出身の北口榛花(26) 【陸上・やり投】

 北海道旭川市出身、陸上・女子やり投の北口榛花。3年前の東京オリンピックではメダルも期待されましたが不本意な結果に。

 パリでの雪辱を誓った北口。2023年の世界選手権では、日本人初となる金メダルを獲得。今度こそパリでは笑顔の金メダルを目指します。

■倶知安町出身の開心那(15) 【スケートボード・パーク】

 倶知安町出身スケートボードパークの開心那。東京オリンピックには史上最年少の12歳で出場。新種目として注目を集めたスケートボードで、日本史上最年少のメダリストとなりました。

 あれから3年、東京オリンピックでは146センチだった身長は、22センチも伸びて168センチになりました。心身ともに成長した開。得意技「ノーズグラインド」で金メダルを狙います。


■美唄市出身の永山竜樹(28) 【柔道男子60kg級】

 日本のお家芸、柔道で金メダルの期待がかかるのは男子60kg級代表、美唄市出身の永山竜樹。

 美唄市初のオリンピアンとして地元の熱烈な応援を受けた永山。その持ち味は規格外のパワーです。

 身長156cmと小柄ながらも、この規格外のパワーで豪快な一本を取りに行く柔道。この階級では金メダルの最有力候補です。

■芽室町出身の永原和可那(28)と札幌市出身の松本麻佑(28) 【バドミントン・女子ダブルス】

 バドミントン女子ダブルス代表「ナガマツペア」こと芽室町出身の永原和可那と、札幌市出身の松本麻佑。

 金メダル候補として挑んだ前回の東京オリンピックでは準々決勝で韓国に破れ、涙を飲んだナガマツペア。3年前の忘れ物を取りにパリ五輪へ挑みます。


■岩見沢市出身の東野有紗(27) 【バドミントン混合ダブルス】

 史上初めてオリンピックで銅メダルを獲得した、バドミントン混合ダブルス「ワタガシペア」こと、岩見沢市出身の東野有紗と渡辺勇大。

 互いを「家族のような存在」と語る息ぴったりのコンビ、狙うは頂点です。


■江別市出身の山本智大(29) 【バレーボール男子】

 バレーボール男子日本代表からは江別市出身の山本智大。守備を専門とするリベロがポジションの山本は、どんな球でも拾い続ける日本代表に欠かせない「落とさない男」です。

 身長171cmの山本は巨人たちが集う競技の中で小柄ではありますが、コートの中で躍動する姿はひと際目立ちます。現在 日本は世界ランク2位! 1972年のミュンヘン大会以来52年ぶりのメダル獲得が期待されています。

■日本との時差は7時間 体調に気を付けて応援しよう

 おもな道内関連選手の日程は以下の通りです。パリと日本の時差は7時間。日本のほうが7時間進んでいます。昼夜逆転になる人も出てくるかと思いますが、体調管理に気を付けながら応援していきましよう。

 ■7月25日(火)
 サッカー 松木玖生(室蘭市)

 ■7月26日(水)
 サッカー 熊谷紗希(札幌市)

 ■7月27日(土)
 開会式は日本時間27日(土)午前2時30分~
 柔道60キロ級 永山竜樹(美唄市)
 バドミントン 東野有紗(岩見沢市)、松本麻佑(札幌市)、永原和可那(芽室町)
 バレーボール 山本智大(江別市)

 ■7月30日(火)
 バスケットボール 町田瑠唯(旭川市)、東藤なな子(札幌市)

 ■8月3日(土)
 100m 小池祐貴(小樽市)

 ■8月6日(火)
 スケートボードパーク 開心那(倶知安町)

 ■8月7日(水)
 やり投 北口榛花(旭川市)

 ■8月8日(木)
 マラソンスイミング 蝦名愛梨(帯広市)

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