【福岡-横浜マ】前半、ヘディングシュートを決める福岡のザヘディ(右)=ベスト電器スタジアムで2024年6月26日、平川義之撮影
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アビスパ福岡―横浜F・マリノス(26日・ベスト電器スタジアム)

 5試合ぶりの先発で、決定力の高さを見せつけた。イラン人として初めてJリーグでプレーしている福岡のFWシャハブ・ザヘディ。リーグ戦では実に5月3日のガ大阪戦以来のゴールとなった。

 前半、防戦一方だった展開で、自らのシュートで得たCKのチャンスを逃さなかった。右CKから紺野和也が左足で蹴り込んだボールに反応。身長187センチの高さを生かして、ヘディングでゴールネットを揺らし、今季7ゴール目を決めた。

【福岡-横浜マ】前半、ヘディングシュートを決め、佐藤凌我(右)と喜ぶザヘディ=ベスト電器スタジアムで2024年6月26日、平川義之撮影
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 得点力不足のためリーグ戦途中となる3月7日に加入。チームトップのゴール数を誇るが、5月18日のセ大阪戦に続いて、22日にあったYBCルヴァン・カップの柏戦でも1試合2度の警告を受けて、リーグ戦2試合連続の出場停止に。復帰を果たした6月16日からの2試合は、途中出場が続いていた。

 「練習でハードに取り組んで、戻った時にすぐ活躍できるようにというのがある」と語っていたザヘディ。前節までリーグトップとなる9試合で無失点と堅守を誇る福岡にあって、長谷部茂利監督は「得点を取るのが彼の長所。みんなでそれを生かそうとしている」と話す。ゴール前での嗅覚に優れている28歳のストライカーは、毎年得点力不足に悩む福岡にとっては大きい存在だ。【藤田健志】

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