個人戦の学生剣道日本一を決める第58回全日本女子学生剣道選手権大会(毎日新聞社、全日本学生剣道連盟主催)は29日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催される。
女子は、前回大会で優勝した筑波大の川合芳奈選手(4年)、準優勝した中央大の猪原悠月選手(3年)が関東女子学生選手権で出場権を逃す波乱があった。優勝争いの軸となるのは、2年ぶり3回目の女王返り咲きを狙う法政大の水川晴奈選手(4年)、関東を初制覇した筑波大の山本真生(まさき)選手(4年)とみられる。
水川選手は史上初の全日本3連覇を狙った前回は2回戦敗退。今年は関東決勝で山本選手に敗れたものの、勝負は紙一重だった。川合選手とともに世界選手権(7月)日本代表にも選ばれており、実力、実績とも十分。
全日本初出場となる山本選手は得意の返し技に磨きが掛かり、技の引き出しも増えている。九州大会を制した鹿屋体育大の峯松加奈選手(4年)は団体で学生日本一の経験があり、筑波大の笠日向子選手(4年)は全日本で3年連続で3位と地力がある。1年生ながら関東で3位となった明治大の門田理佳選手も楽しみな存在だ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。