第106回全国高校野球選手権宮城大会(朝日新聞社、宮城県高野連主催)の抽選会が24日、宮城県名取市であり、参加59チームの組み合わせが決まった。

 一昨年夏に全国制覇し、昨夏は全国準優勝の仙台育英は初戦で松島―白石の勝者と対戦。全国準優勝の経験がある東北は気仙沼と顔を合わせる。仙台育英と東北は、3回戦で対戦する可能性がある組み分けとなった。

 今春の選抜大会の21世紀枠で東北地区候補校となった仙台一は、仙台三と初戦で対戦することが決まった。

 大会は楽天モバイルパーク宮城で7月6日に開幕し、順調に進めば、決勝は23日に行われる予定だ。

宮城大会の展望

 (前年優勝校 仙台育英 前年参加チーム数62)

 昨夏の甲子園大会で準優勝を果たした仙台育英が、今年も頭一つ抜けている。投手層は厚く、150キロの直球が持ち味の山口廉王を筆頭に、変化球の多彩な佐々木広太郎、甲子園経験のある武藤陽世らが控える。打者も昨夏の甲子園メンバーの鈴木拓斗、湯浅桜翼、浜田大輔らがそろう。

 続く有力校は、昨夏の宮城大会で準優勝した仙台城南と、昨秋の東北大会に出場した聖和学園。仙台城南はエース小塚光貴を軸に打たせてとる野球で手堅い。聖和学園も好投手の千葉桜太らを擁し、試合運びに安定感がある。

 昨秋の県大会で仙台育英を破った東陵も活躍に期待がかかる。(吉村美耶)

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