第106回全国高校野球選手権岡山大会(朝日新聞社、岡山県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が22日、岡山市内であり、参加56チームの対戦相手が決まった。

 昨夏の甲子園大会で8強に入ったおかやま山陽は、初戦で明誠学院と対戦。今春の選抜大会に出場した創志学園は、倉敷工と笠岡工の勝者と初戦で顔を合わせる。

 大会は倉敷市のマスカットスタジアムなどで行われる。7月11日に開会式があり、試合は13日から始まる。順調に大会が進めば、決勝は29日にある。

岡山大会の展望

 (前年優勝校 おかやま山陽 前年参加チーム数57)

 昨秋と今春で県大会4強がすべて入れ替わる混戦。春を制した倉敷商、昨秋王者の創志学園、昨夏全国8強のおかやま山陽などを軸にした争いになりそうだ。

 倉敷商は1年夏から登板する和田虎之介と増田勝利に加え、大型右腕の大坪樹(たつき)が台頭。今春の中国大会準決勝では、春秋通じて4連覇を狙う広陵(広島)を破った。

 創志学園は選抜を経験した山口瑛太と中野光琉(ひかる)、おかやま山陽も昨夏の甲子園で好投した三宅一誠と三浦尊神(のぞみ)の二枚看板が健在だ。

 続くのは村上凌久(りく)、牧野卓人と投打の軸が強力な玉野光南、左の好投手3人を擁する岡山理大付。古豪復活を期す関西、ノーシードから巻き返しを図る岡山学芸館も侮れない。(大野宏)

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