第106回全国高校野球選手権広島大会(朝日新聞社、広島県高校野球連盟主催)の抽選会が21日、広島市内であり、参加86チームの組み合わせが決まった。

 今春の県大会を制した広陵は、昨春から春夏4大会連続の甲子園出場をめざして大柿と大竹の勝者と初戦で対戦する。今春の県準優勝だった海田は尾道北と庄原格致の勝者と、今春の中国地区大会の覇者・尾道は、呉三津田と日彰館の勝者と対戦する。2年ぶりの優勝を狙う盈進は千代田と、3年ぶりの優勝をめざす広島新庄は、廿日市と美鈴が丘の勝者と戦う。また、広島商は基町と、如水館は舟入と初戦で戦う。

 大会は県内8球場であり、7月6日の大会初日と同27日の決勝はマツダスタジアムで行われる予定。

広島大会の展望

(前年優勝校 広陵 前年参加チーム数83)

 選抜大会に出場した広陵が頭一つ抜けている。甲子園を3度経験したエース高尾響と主将只石貫太のバッテリーに加え、浜本遥大、田村夏芽、土居湊大の上位打線も強力だ。

 続くのは、春の県大会で3位ながらも中国大会で初優勝した尾道か。昨秋、今春の県大会とも、広陵と準決勝で対戦し、2点差まで迫った。エースで4番の田原永遠を中心に、土井優史、前田栄輝の打力が光る。

 高校日本代表候補に選ばれた右腕・石津慶大を擁する広島新庄も上位進出が見込める。広島商は昨夏の決勝経験者が雪辱を期す。最速145キロの本格派・松本遼太が大黒柱の海田や、崇徳、福山にも注目だ。(根本快)

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