第95回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が16日、東京都内であった。前回大会優勝で推薦出場の豊田市・トヨタ自動車は7月19日の開幕試合で、10年ぶり出場の浦添市・沖縄電力と対戦する。大会は各地区予選を突破した31チームと推薦出場を加えた32チームが参加し、30日までの12日間、東京ドームで行われる。
都市対抗の優勝経験チームなど有力チームが各ブロックに均等に分散し、展開が読めない。
Aブロックは、前回大会で7年ぶり2回目の優勝を飾った豊田市・トヨタ自動車が中心となる。昨夏は、2012、13年の横浜市・JX―ENEOS(現ENEOS)以来の秋夏連覇を達成し、今大会は12、13年のJX―ENEOS以来となる史上6チーム目(7回目)の大会連覇に挑む。浦添市・沖縄電力は九州2次予選で本大会常連のHonda熊本、西部ガスを破っており、戦いぶりから目が離せない。前回4強の春日井市・王子や19年覇者の千葉市・JFE東日本、4月のJABA四国大会を制した広島市・JR西日本も侮れない。神戸市・高砂市・三菱重工Westも打線に力がある。
Bブロックは都市対抗で常連の名門がひしめく。出場チーム中最長の15年連続出場の東京都・JR東日本、10年連続出場の大阪市・NTT西日本、激戦の東京を第1代表で勝ち抜き2年ぶりに返り咲いた東京都・NTT東日本が軸だ。昨秋の日本選手権4強の大垣市・西濃運輸も粘り強い。
Cブロックは、歴代最多12回の優勝を誇る横浜市・ENEOS、21年覇者の東京都・東京ガス、昨年準優勝で東海第1代表の浜松市・ヤマハが顔をそろえ、白熱した戦いが繰り広げられそうだ。近畿第2代表の八尾市・ミキハウスも力を伸ばしている。
Dブロックでは、さいたま市・日本通運と大阪市・日本生命の優勝経験のある名門による「第1代表対決」が実現した。西関東を第1代表で勝ち抜いた横浜市・三菱重工Eastは強力打線に勢いがある。5年ぶり出場の姫路市・日本製鉄瀬戸内は、創部7年目で2度目の都市対抗に挑む小山市・栃木市・エイジェックと初戦でぶつかる。【円谷美晶】
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