第106回全国高校野球選手権島根大会(県高校野球連盟、県教育委員会、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が14日、大田市民会館であり、出場する39校38チームの対戦相手が決まった。大会は7月12日に松江市営野球場で開幕する。
連盟加盟は39校だが、部員不足の江津と浜田水産は3年続けて連合チームで出場する。
抽選に先立ち、県高校野球連盟の水津則義会長が「3年生にとっては集大成となる大会。勝ち負けはあるが、大事なチームメートと精いっぱい力を出してもらうのが願い」とあいさつ。その後、春の県大会でシード権を得た4校を除く34人の主将が順にくじを引き、それぞれの対戦相手が決まっていった。
春の県大会を制した益田東は出雲商と、準優勝の石見智翠館は浜田商と初戦を迎える。3位だった大田は安来と対戦。4位の矢上は出雲との初戦に臨む。
試合会場は県立浜山公園野球場(出雲市)と松江市営野球場。大会日程が順調に進めば26日に浜山公園野球場で決勝がある。入場料は大人700円、高校生200円。(中川史、堀田浩一)
開会式後の開幕試合は、島根中央と隠岐に決まった。
島根中央の安部悠人主将(3年)は「自分たちが初戦となって驚いたが、大会の最初という特別な試合。観客も多く、頑張りたい」。一方、隠岐の加納海斗主将(2年)は「驚いたけど、やることは変わらない。チームでやってきたことを出すだけ」と淡々と話した。
昨年秋に一度、練習試合をしたといい、安部主将は隠岐の印象を「個人能力が高く、打撃力がある」。加納主将は「試合には、僕たちが負けたと思う。うちは3年生がいないが、グラウンドに立てば関係ない。胸を借りるつもりで戦う」と意気込んだ。
開会式の選手宣誓は、22校が立候補した。くじ引きの結果、松江南の山本柊人主将(3年)が当選の黄色い札を引き当てた。「思ったより候補者が多くて、正直ないかなあ、と思っていた。率直、びっくりした」
立候補したのは「やっておけばよかった」と悔いを残したくなかったからという。「第106回の大会のすばらしいスタートになるように、しっかり言葉と声と姿勢で見せていきたい」と意気込んだ。(堀田浩一)
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