飛び込みのパリオリンピックの日本代表は、コーチや関係者が「過去最高のメンバー」と評する男女5人が内定していて、14日は宇都宮市での練習の様子が報道陣に公開されました。

このうち男子の高飛び込みに出場する、おととしの世界選手権の銀メダリスト、17歳の玉井選手は、トランポリンを使って空中での回転の感覚を養うトレーニングを行ったあと、プールで演技の練習を行いました。

現在は、技の安定性と入水のキレを高めることを意識しているということで逆立ちの状態で、飛び2回半ひねりながら2回転する「6245D」などの技に繰り返し取り組んでいました。

玉井選手は「精度を上げて安定した演技ができるように調整していきたい。日本の飛び込み界ではまだオリンピックのメダリストがいないので、自分が第1号となれるよう、最大限の演技をして金メダルを獲得したい」と意気込みを語りました。

また2大会連続のオリンピックとなる女子板飛び込みの三上紗也可選手は、ことし2月の世界選手権で腰を痛めましたが、コンディションは徐々に上がってきているということで、入水の角度を確認しながら、持ち味の水しぶきの少ない演技を見せていました。

三上選手は「ベストのパフォーマンスができればメダルを獲得できると思うので、自分の演技にだけ集中していきたい」と話していました。

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