日本代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチは、若手選手の育成に力を入れていて、大学でトップクラスの選手たちを「JAPAN TALENTSQUAD」として認定し、日本代表の練習や体づくりの手法を伝えるプログラムを進めています。

12日は、イングランドとのテストマッチに向けて日本代表が合宿を行っている宮崎市で、大学生の選手を集めた練習が行われ、日本代表のコーチ陣が朝6時からスクラムや体作りのトレーニングを指導しました。

このあとの座学の時間では、リーチ選手と元日本代表のスクラムハーフでことし現役を引退した田中さんが講師となって、代表を目指すうえでの心構えなどを伝授しました。

この中でリーチ選手はみずから用意したスライドを使って選手として成長するためにいつまでに何をするか綿密な計画を立ててそれを実践していることなどを紹介しました。

また、田中さんは「代表に入ることが目標ではなく、そこで勝つことが目標です。皆さんは能力はすごく高いが、コーチの指導に対するリアクションやコミュニケーションがまだまだ足りない。もっと自分から質問してアピールしてほしい」などとアドバイスしていました。

イングランドとのテストマッチに臨む日本代表で2人の大学生をメンバーに入れているジョーンズヘッドコーチは「若い選手たちに伝えたかったのは目の前にいかに大きなチャンスが広がっているかということだ。成長のスピードを加速させたいと思っているし、積極性もあげてほしい」と若手の奮起を促していました。

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