吉田選手は、4月28日のカブス戦でセンター前ヒットを打った際に左手の親指の付け根を痛めてその後、けが人リスト入りしました。

今月1日からフリーバッティングを再開し、その後、レッドソックス傘下の3Aの試合に出場するなど調整を重ねた結果、11日、本拠地ボストンでのフィリーズ戦に5番・指名打者で先発出場しておよそ1か月半ぶりに復帰を果たしました。

最初の打席は1回2アウト三塁の場面でセカンドゴロでしたが、2点を追う4回の第2打席はフルカウントから低めのボールを見極めてフォアボールを選び、出塁しました。

7回の第3打席は内角のボールをとらえた大きな当たりのライトフライで、吉田選手は再スタートとなった試合で2打数ノーヒット、フォアボール1つでした。

打率は2割6分8厘です。

レッドソックスはナショナルリーグ東部地区で首位を独走するフィリーズの投手陣を崩せず、1対4で敗れ、勝率が5割を切りました。

吉田正尚 “バッティングの感覚を取り戻している段階”

吉田選手は試合後、痛めていた左手の親指の状態については「問題ない」としたうえで、およそ1か月半ぶりの復帰となった試合を振り返り、「自分の感覚をすり合わせながら打席に立った。1打席目は最後にシンカー系のボールを引っかけた。次は逆に詰まってしまい、そこの微調整が今後も何試合か大事になってくる」とバッティングの感覚を取り戻している段階だと話しました。

そして、「チームが勝率5割を行き来して粘っているので、何とか連勝して上についていきたい」と話していました。

カブス 鈴木誠也 5打数ノーヒット チームは逆転サヨナラ負け

大リーグ、カブスの鈴木誠也選手は11日のレイズ戦に出場し、5打数ノーヒットでした。

前の試合で今シーズン3回目の1試合ヒット3本をマークした鈴木選手は、相手の本拠地、セントピーターズバーグで行われたレイズとの試合に2番・ライトで出場しました。

1回の第1打席はファーストフライ、3回の第2打席は変化球を右中間にはじき返しましたが、センターがダイビングキャッチを見せ、好守備に阻まれました。

5回の第3打席はランナー三塁の場面でショートゴロ。

7回の第4打席はランナー一塁からいい当たりでしたが、ライトライナーに倒れ、9回の最後の打席は見逃し三振でした。

鈴木選手は5打数ノーヒットで打率は2割6分4厘に下がりました。

試合はカブスが9回、2対5で逆転サヨナラ負けを喫しました。

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