自民党横浜市連が4日に同市内で開いた会合で幹部から「党の顔」を代えるために岸田文雄首相(党総裁)の退陣を求める声が上がった。党支持率の低下を踏まえたもので、首相に対する党内の厳しい空気を示した。

発言したのは市連会長で横浜市議の佐藤茂氏。現状を「(自民が下野した)2009年の政権交代時に匹敵する」と指摘した。「政治資金規正法改正にめどが付いた今、総裁自ら身を引く苦渋の決断をし、強いリーダーシップの取れる新進気鋭の総裁を選び、変革の証しを示さなければならない」と訴えた。

会合に出席した小泉進次郎元環境相(神奈川県連会長)も09年の衆院選に触れ「あの時より怖い。一人ひとりが危機感を持って変わっていかなければいけない」と強調した。〔時事〕

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