陸上自衛隊の演習場で手りゅう弾の訓練中に隊員が死亡した事故について、木原防衛相は4日、「武器を扱う組織として決してあってはならない」と述べ、早急に原因を究明する考えを強調した。

山梨県にある陸上自衛隊・北富士演習場で、先月30日、第1普通科連隊に所属する山宮拓3等陸曹(29)が、訓練中に爆発した手りゅう弾の破片があたって死亡した。

木原防衛相は4日の閣議議の記者会見で、「死亡された隊員のご冥福を心からお祈りするとともに、ご家族にお悔やみを申しあげる」と述べた。

その上で、「武器を扱う組織として決してあってはならず、大変遺憾だ」として、「訓練における安全管理の徹底を図るとともに、原因究明を早急に行い、再発防止を行う」と強調した。

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