毎年8月9日に行われる総理と被爆者団体の面会の場に、今年初めて「被爆体験者」が参加する方向で調整が進んでいます。

体験者による発言の機会も想定されているということです。

3日午後、長崎市役所で冒頭を除き非公開で行われたのは、市と3つの被爆体験者団体の会合です。

厚生労働省は今年8月9日に予定されている総理と被爆者4団体の面会の場に、今年初めて、被爆体験者の参加を求めています。

3日には市側が初めて体験者側の参加の意向を確認しました。

岩永千代子さん〈第2次全国被爆体験者協議会 原告団長〉
(出席して頂いていいですか?)「はいお願いします。皆さん異口同音だと思いますよ」

会合の出席者からは「体験者の救済に向け、何らかの前進がないのであれば、会う意味がない」などの意見も出たということです。

総理との面会では被爆体験者の発言の機会も予定されていて、岩永千代子さん(88)を想定しているということです。

岩永千代子さん
「パフォーマンスに終わらないように、何がしか実を持った会にしてほしい。でも(面会時間)30分では話なんかできやしない」

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