国民投票法の改正などを巡り意見が交わされた衆院憲法審査会(5月30日)

自民党は、憲法改正条文案の起草作業を行う場として提案していた衆院憲法審査会幹事懇談会の4日開催を取り下げた。自民関係者が3日、明らかにした。衆院で政治資金規正法改正案の質疑が大詰めを迎えており、国会日程への影響を避けた可能性がある。

自民、立憲民主両党は6日に審査会で自由討議を行う日程で合意した。

幹事懇の4日開催を巡っては、憲法審与党筆頭幹事を務める中谷元氏(自民)が5月30日、野党筆頭幹事の逢坂誠二氏(立民)に打診した。立民が応じない場合、与党や日本維新の会など改憲勢力の5党派だけで条文化に着手する方針にも言及していた。

自民国対幹部は記者団に「立民抜きで起草作業に入れば、全ての審議が止まってしまう」と語った。逢坂氏は自身のブログで「落ち着いた議論をしたいが、なかなかその雰囲気にはならない。議論は不十分だ」と自民側の対応を批判した。〔共同〕

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