自民党和歌山県連は1日、次期衆院選の和歌山2区に、二階俊博元幹事長(85)の三男伸康氏(46)を擁立する方針を決めた。今後、党本部に公認申請する。空白となっている和歌山1区での公募実施も確認した。

山下直也県連幹事長は和歌山市での拡大役員会後、記者団に「伸康氏への期待は大きい。勝利に向けて全力を挙げたい」と述べた。伸康氏は「決定を重く受け止めて、精いっぱい頑張りたい」と語った。

和歌山2区は共産党が新人の擁立を決めている。1区の現職は日本維新の会の林佑美氏で、他に共産と参政党が新人を立てる見込み。

2区支部長の二階氏は派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、衆院選への不出馬を表明した。伸康氏は5月、後継として立候補の意向を示していた。1区は鶴保庸介参院議員(和歌山選挙区)がくら替え出馬を断念し、空白区となっている。〔共同〕

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