木原稔防衛相と韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防相による共同声明の要旨は次の通り。

木原稔防衛相(左)と韓国の申源湜国防相(右)の会談で、自衛隊と韓国軍の幹部が握手を交わした(1日、シンガポール)

【安全保障協力】

世界の安全保障上の課題と北朝鮮による核・ミサイルの脅威への対応の必要性を踏まえ、日韓、日米韓の安全保障協力の推進は重要だとの点で一致。日米韓の安全保障協力の推進と日韓防衛当局間の相互信頼の強化に努力。

【ハイレベル交流】

日韓防衛当局間の対話を活性化するため①防衛次官級協議の年次開催②防衛実務者対話再開③自衛隊と韓国軍のハイレベル交流再開―で一致。

【レーダー照射問題】

日韓、日米韓の安全保障協力の停滞につながり得るような事案の再発防止策を策定するための協議を事務レベルで継続してきた。海上幕僚長と韓国海軍参謀総長は艦艇、航空機間の通信手続きや、中央レベルの意思疎通の要領を含む文書を作成し、署名に必要な行政手続きを進める。

海上自衛隊と韓国海軍が平時に海上で遭遇した場合の安全確保で一致。確認事項の実施状況は日韓防衛当局間、海上自衛隊と韓国海軍間の定例協議体などを通じて確認。

(シンガポール共同)

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