15日も各地で気温が上がり、鶴岡では今年初めて30℃以上の真夏日となった。まだ体が暑さに慣れていないこの時期、県は、小さな子どもや高齢者は特に熱中症に注意するよう呼びかけている。

高気圧に覆われた県内は、広い範囲で気温が上がった。
鶴岡は30.2℃と、今年初めて真夏日となり、7月下旬並みの気温。

(街の人)
「きょうはものすごく暑くて汗をかいた。上着は全然いらなくて、ベストとシャツで大丈夫なくらい。例年の夏の気温に近いと思う」

気象庁によると、4月に30℃以上の真夏日となるのは、2015年4月29日に庄内町で30.1℃を記録して以来9年ぶり。

(リポート)
「午後2時すぎの山形市七日町です。日陰にいると風が少しひんやりとしていて過ごしやすいですが、日向に移るとまぶしいほどの日差しが照り付けていて、半袖でいても暑く感じます」

15日は県内に22ある観測地点のうち、20の地点で25℃以上の夏日となった。
気象庁は4月11日、この先1カ月の気温の予想を発表し、この先2週間は「10年に1度レベルの高温となる可能性がある」としている。
季節外れの暑さ予想を受け、県は4月12日、今年初めてとなる「熱中症の注意情報」を出して県民に注意を呼びかけた。

(県がん対策・健康寿命日本一推進課・菅野学主査)
「去年、酷暑によって救急搬送者数が過去最多になった。県はそのことを重く受け止めていて、県民に早めのうちから熱中症予防対策を実践していただきたいという思いで早めに呼びかけた」

県によると、まだ体が暑さに慣れていないこの時期は、汗をかくことによる体温調節がまだうまく働かないため、熱中症になりやすいという。体温調節の機能が弱い小さな子どもや高齢者は、特に注意が必要。

(県がん対策・健康寿命日本一推進課・菅野学主査)
「暑さや喉の渇きを感じにくい子どもや高齢者に特に注意してほしい」

16日も夏日となるところが多い見込みで、県はこまめな水分補給や外出時に帽子をかぶること・エアコンを適切に使うなど、熱中症への対策をとるよう呼びかけている。

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