国会では政治資金規正法の改正に向け与野党の協議が続く中、自民党が野党の要望を受けて再び修正案を示す見通し。

最新情報をフジテレビ政治部・鈴木杏実記者が国会記者会館から中継でお伝えする。

与野党の協議はいったん休憩となり、再開を待つ状況が続いている。

自民党はさらに譲歩する姿勢を見せる見通しだが、野党との溝はまだ埋まっていない。

30日の協議では、政党から議員に支給される政策活動費について新たな動きがあった。

自民党は、29日の修正案では使用した年と月を公開するとしたが、野党が反発したため、「改善の余地がある」として、さらに修正した案を示すとみられる。

ただ、野党が求める政策活動費の禁止にまでは至らない見通しで、与党の公明党もいまだ納得せずに、野党に譲歩するよう自民党に促す異例の発言まで飛び出している。

公明党・山口代表「そのまま賛同することはできない。野党側としっかり協議を重ねて合意点を見いだす努力を求めたい」

自民党としては、改正案を遅くとも来週前半までに通過させたい考えだが、見通しはまだ立っていない。

こうした中、岸田首相は30日午前11時半ごろから、菅前首相と会談を行っている。

終盤国会に向け、政治情勢などについて情報交換を行っているものとみられる。

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