陸上自衛隊は26日、静岡県の東富士演習場で行われた「富士総合火力演習」に合わせて飛行したヘリコプターについて、部品の一部を紛失したと発表した。

千葉県の陸自木更津駐屯地によると、紛失が確認されたヘリの部品は緊急着水装置を機体に固定するためのスチール製のワッシャー(直径約23.8ミリ、重さ約6.9グラム)とクリップ(長さ約57.5ミリ、重さ約2.7グラム)。

ヘリが26日午前10時46分頃、御殿場市の滝ケ原飛行場に着陸後、機体の点検で判明した。飛行中に落下した可能性もあるが、現時点では被害は確認されていない。

このヘリは演習を視察した木原防衛相が帰路に搭乗する予定だったが、この事態を受けて、予定を変更して別の手段で東京に戻ったという。

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