立憲民主党の安住淳国対委員長は26日、自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正案に関し、自民側から週明けの与野党修正協議開催に関する非公式の打診があったと明らかにした。

安住氏は受諾する意向を示した上で「野党間で連携し『譲れないものは譲れない』との姿勢で臨む」と強調した。仙台市での党会合後、記者団に語った。

政治資金パーティー券購入者名の公開基準を3年後に見直すとの規定を、改正法案の付則に明記する方向で調整に入った与党方針を「先送りだ」と一刀両断した。改正法成立のため、国会会期を延長する必要性にも触れた。

泉健太代表も与党方針を批判。京都府福知山市で記者団に「あまりにレベルが低い。細かな改正でしかない」と述べた。

自民の森山裕総務会長は富山市での党富山県連大会で「公明としっかり連携しながらできるだけ多くの党会派の理解をいただき、今国会成立を目指す」と訴えた。〔共同〕

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