中国・韓国との3カ国首脳会談に出席する岸田首相は26日午前、ソウルに向けて出発した。

同行するフジテレビ政治部・門脇功樹記者が報告する。

約4年半ぶりの会談を前に、岸田首相は自民党議員に、「前回は歴史認識問題をめぐって『日本対中韓』だったが、今回は『日韓対中国』になるだろう」との認識を示している。

岸田首相「率直に意見交換を行い、未来志向の実務協力で一致をしたい。日中韓プロセスの再活性化をつなげていきたい」

日中韓の首脳会談では、交流の促進や経済協力などを確認するほか、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対し、「朝鮮半島の完全な非核化」や「拉致問題の即時解決」を求めることなどを「共同宣言」に盛り込む方向で調整している。

岸田首相は、3カ国会談の前に、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と対面で10回目となる会談を行い、あらためて日韓の連携を確認する。

一方、中国の李強首相とも個別に会談する予定だが、政府関係者は、「福島第一原発の処理水の海洋放出」などの懸案に加え、「緊張を高める行動をいかに抑制させるか」が課題だとしている。

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