5月16日に鶴岡市で発生した市道の土砂崩れについて、鶴岡市・皆川市長は24日の会見で、「長年の風化による斜面の強度の低下と、斜面に雨水が浸透したことが原因とみられる」との見解を示した。

鶴岡市宝谷(ほうや)の市道・宮の下宝谷線では、16日の夜に道路脇の斜面が高さ約2メートル、長さ50メートルに渡って崩れ、通行止めとなった。
けが人はいなかったが、道路の復旧までに6日間を要した。

これに対し、鶴岡市の皆川市長は24日、「斜面の土が風化し強度が低下したこと」に加え、「水路のつまり」が原因とみられることを明かした。

(鶴岡市・皆川治市長)
「斜面上部の水路に草や木がたい積していて、流れてきた水があふれ出て市道のり面上部に浸透した形跡もあった」

土砂崩れが発生した翌日(5月17日)の映像でも、崩れた斜面の上部にある水路には草や木が詰まり、水があふれたような痕も確認できた。

市によると、崩落した斜面の土は「水を含むと崩れやすい」特徴があったという。
市は、市内にある同じような急傾斜地を持つ市道について、今後、パトロールを強化していくことにしている。

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