唐津市の「虹の松原」を害虫から守ろうと、23日午前、ヘリコプターによる薬剤の散布が行われました。

「虹の松原」は唐津湾に沿って長さ約4.5キロメートル、幅約500メートルにわたり広がっていて、国の特別名勝に指定されています。
このマツを守るため、“松くい虫”であるマツノマダラカミキリを駆除しようと、ヘリコプターによる薬剤の散布が行われました。

23日は松原内の県道を規制したうえで交通量の少ない午前5時すぎから始まり、2時間ほどかけて約143ヘクタールに薬剤をまきました。

【佐賀森林管理署 猪島明久署長】
「何百年もかけて先人がずっと守り続けてきた地域の貴重な財産なのでこれからも気を抜くことなく保全管理に努めていきたい」

この取り組みは1972年に1900本余りのマツが被害を受けた次の年から始まり、国が県や唐津市と連携し毎年行われています。

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