政治資金規正法の改正に向け、自民党や野党が提出した法案の審議が、22日午後、衆議院の特別委員会で始まった。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・鈴木杏実記者が中継でお伝えする。

審議は始まったものの、各党の主張の隔たりが大きく、合意への道のりは険しい状況。
午後4時からの委員会では、自民党や立憲民主党などがそれぞれの案の趣旨を説明したが、政党から議員に支給され公開の義務がない「政策活動費」の扱いなどをめぐり、各党の違いが際立っている。
自民党が“使い道を項目ごとに報告”としている一方、立憲民主党などは支給の禁止を求めている。

特別委員会に先立つ参議院の予算委員会でも争点となった。

立憲民主党・辻元議員「政策活動費やめると一緒に決断しましょう。どうですか?」
岸田首相「一概に禁止するというのではなく、透明性を高めていくことが重要である。これを特別委員会で議論するべきであると」
立憲民主党・辻元議員「がっかりしました」

──溝が埋まる気配がないようにも見えるが、今後どうなっていく?

委員会審議という“表舞台”とは別に、立憲民主党の議員が与党の公明党のもとを訪れ、自分たちの案を説明するといった動きも見られる。
月内の衆院通過を目指す自民党を含め、各党が歩み寄れる余地を探る形となるとみられる。

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