林官房長官は20日午前の記者会見で、同日に日本に到着する予定だったサウジアラビアのムハンマド皇太子兼首相の来日が延期になったことを明らかにした。父親のサルマン国王(88)の体調不良が理由。

林長官は「5月19日深夜、サウジアラビア王国政府から日本政府に対して、サルマン・サウジアラビア国王陛下の健康状態を受けて本日から予定されていたムハンマド皇太子兼首相の訪日は、延期せざるを得なくなったとの連絡があった。

ムハンマド皇太子殿下の訪日については、改めて両国間で調整していく」と述べた。

サウジアラビアの政治部門を統括するムハンマド皇太子は来日中、岸田首相と会談する予定だったほか、天皇陛下や秋篠宮さまとの面会も調整されていた。

サルマン国王についてはサウジアラビアの国営通信が、医療機関で検査を受けた結果、肺炎と診断され、西部ジッダで症状が治まるまで抗生物質で治療すると報じている。

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