新たな総合体育館を中心にした鹿児島港本港区エリアのまちづくりについて、意見を交換する1回目の懇談会が鹿児島市で開かれ、出席者からは具体的な議論を早く進めるよう求める意見が出ました。

鹿児島港本港区エリアでは、県がドルフィンポート跡地に新たな総合体育館の整備を予定していて、2024年11月下旬に整備事業者を決定、2029年7月の利用開始を目指しています。

今回、初めて開催された懇談会は、すでにコンセプトとして示されている新たな体育館を中心とした、本港区のエリアごとの将来のまちづくりについて、出席者が意見を交わすものです。

県、鹿児島市をはじめ港湾関係者や地元の商工関係者など、様々な業界の代表者が出席し、出席者からは具体的な議論を早く進めるよう求める意見などが出されていました。

商工関係者
「短期と中、長期の話あるが短期の話はもっと早く詰めたい。もっと突っ込んだ話を早くしないとまずいのでは」

港湾関係者
「港湾としての機能維持を図ること、渋滞や人流、物流のすみ分けなど、さまざまな課題に留意しながら整備する必要ある」

このほか鹿児島市は、本港区エリアと天文館をつなぐマイアミ通りの再開発事業の計画を示し、一連のエリアを歩いて楽しめる空間として整備することで、全体の人の流れを活発化させる考えを明らかにしました。

懇談会は全部で5回開かれ、意見の取りまとめは予定されていませんが、県は出された意見について、今後のまちづくりに生かしていきたいとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。